ライラ
いつしか枯れる花
散り際までいたかった
触れることも見ることも
できないまま夕闇に消えた
朝を何度迎えても
あなたの影は決して消えなくて
点々と灯る街灯
夜を照らすには足りなくて
花束を投げ捨てて
ゆらゆら浮かんでいた
感傷的なこの夜に
ふらふら逃げ出して
夢なら醒めないでと
祈るように願った
ガラス越しに見えたのは
あなたの面影だった
朝を何度迎えても
色付いた世界にいたのは私だけ
段々と消える街灯
夜を隠すには足りなくて
花束を投げ捨てて
ゆらゆら浮かんでいた
短編的なこの日々に
ふらふら逃げ出して
花束を投げ捨てて
ゆらゆら浮かんでいた
感傷的なこの夜に
ふらふら逃げ出して
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