朽ちたストラト

 どうも、私です。めりーです。


年末年始は、相変わらずのんびりとした日々を過ごしていました。朝早く起きてはビールを一杯。昼間には適当に時間をつぶし、夜になると疲れ果ててソファに沈み込む、そんな生活が続いていました。


特別なことは何もないけれど、こういう時間も悪くはないなと思います。



そんな中で、ふと実家の押入れに眠る古いストラトキャスターのボディのことを思い出しました。


いつ、どこで手に入れたのかも全く記憶にない、ただの朽ちた木の塊です。メーカー名すら不明で、見た目はまるで流木のよう。


そのまま8年近く放置されていました。






実を言うと、そのストラトボディには少し苦い思い出があります。


8年ほど前、一念発起して塗装を剥がしてやろうと、ドライヤーと彫刻刀を手に奮闘したのですが、作業中に塗装の膜が剥がれて目に飛び込んでしまったんです。


あの瞬間、まるで目の中にコンタクトレンズが入ったかのような状態になり、しばらく痛みともがき苦しむ羽目になりました。

今振り返ると、当時の自分の無計画さに呆れるやら感心するやらです。




最近になって、そんな朽ちたストラトボディに改めて向き合い、今度こそネックを取り付けて完成させてあげたいと思うようになりました。


それで、夜な夜なフリマアプリを開いては、良さそうなネックやパーツを探し回るのが習慣になっています。

とはいえ、なかなか理想のものは見つからず、結局またこの木の塊を眠らせることになりそうです。


それでも、いつの日かこのストラトが再び音を奏でる日を夢見ています。



今の所、目ぼしいのは

ペグはGOTOH SG381-MG-07-L6-Chrome


ブリッジはFender Big Block Vintage-Style Standard Series Stratocaster Tremolo Assemblies を購入しようと考えていますが、肝心なネックとピックアップが中々決まらない。





「誰か、私に完璧なネックを恵んでください。そして、最強のピックアップも教えてください」と心の中で密かに祈っています。

もちろん、仮に手に入ったとしても、そこから実際に組み立てるまでに数年かかる可能性が高いですけどね。


でも、それもまた楽しみの一つ。自分で改造するギターは、作っている間も、完成してからも、ずっと心を躍らせてくれるものです。




こうして考えると、ただの木の塊のように見えるこのストラトボディも、私にとっては小さな夢の結晶みたいなものかもしれません。


この夢が形になる日はいつになるのか――気長に楽しみながら待つことにします。

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